海外転職のメリットは？

海外駐在員は責任を持った仕事ができる

海外駐在員は担当業務だけでなく、特命事項や日本からの来客対応など、仕事の幅が広いだけでなく、自身の判断で物事を進める場面も多くなります。従いまして、自分で意思決定する機会が日本と比べて格段と多くなるため、必然的に責任感をもって仕事にあたるようになり、その結果、仕事へのやりがいやダイナミズムをより強く感じることができます。

また、海外駐在は、役員クラスやエース級の人が現地法人の要職を務めることが多いため、若い方でも身近に経営層と直接対話することができ、非常に良い経験となります。これからどんなキャリアを歩むにせよ、ビジネスはよりグローバルになので、海外駐在で得る経験は、日本でしか仕事をしたことがない人に対して競争優位となり、あなたの強みともなります。

更に、海外駐在員は赴任先の現地社員と日本の本社の間に挟まる仕事が必然的に多くなります。国や地域ごとに価値観の違いやグローバルの共通ルールの中で、日本だけが特殊である点などを認識しながら仕事を進めることは「生々しいグローバル体験」であり、何にも代えがたい経験になります。

海外駐在員の給与は手厚い

海外駐在員は、最低限の語学力だけでなく、国や地域により、職場環境・仕事の進め方・習慣や慣習・宗教や思想の違い等にそれぞれ対処する必要があり、日本の常識が通用しないことも多々ある中で働かなければなりません。このようなハードな環境で働くことになるため、通常の給与以外に住宅手当、自動車の貸与、子供の養育費、病院の治療費、ハードシップ手当などが付く会社も多く、一般的には、日本の給与の1.2倍～1.5倍程度ともいわれています。

海外駐在員はキャリアを伸ばせる

海外駐在員は。日本では経験することができない厳しい環境で仕事をすることや、責任ある立場で決断を求められることも多いことから、人間的に一回りも二回りも成長することができます。また、社内の経営陣に直接レポートする場面も多いことから、現地での働きが認められる昇進、昇格に繋がることも多く、キャリアアップが可能です。

社外との人脈ができる

海外駐在員のもう一つの魅力は、現地で働く他社の日本人駐在員との繋がりができることです。仕事の関係者のみならず、学校の同窓、クラブ活動、近所付き合いなど、様々な場面で業界を跨いで繋がる場面も多いです。更に、どの会社もエース級の方が派遣されることが多いので、無形な財産を手に入れることもできます。

現地採用は自由である

海外駐在員のように途中で転勤になったり、いきなり日本に帰任命令が出ることはありません。現地採用は、自分の意志で次のステップを決めることができます。

好きな国で働ける

海外駐在員は自分で行ける国を選べず、会社から命令された国に赴任するのが一般的です。現地採用は、自分で働きたい国や地域を自分の意志で選ぶことができます。

好きなだけ働ける

現地で友人も増え、楽しくなってきても海外駐在員は帰任命令が出れば日本へ戻らなければなりません。現地採用で働く場合は、その国で採用されるため、自分の好きなだけその国で暮らすことが可能です。また、同地で結婚する方も増えています。